2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
当社も今期で設立19年を迎えることができ、昨年の期首会議では第19期のスローガンとして「目的はひとつ」という言葉を掲げました。
何故に「目的はひとつ」というスローガンを掲げたかと申しますと、
現在NHKにて放映の番組「新プロジェクトX」の記念すべき第1回目で取り上げられていた
「東京スカイツリー 天空の大工事 〜世界一の電波塔建設に挑む〜」というドキュメンタリーに心を動かされ、感銘を受けたことからです。
高さ634mに及ぶ東京スカイツリーの建設は、日本の建設史上空前の難工事。
それを複数社に分散化して完成させなければならないという一大プロジェクトでしたが、
其々工事方式やスキルも全く違う中で、各会社間での意見の相違など大きな壁が立ちはだかり工事に難航を期していた際、
あるきっかけで各社が一致団結し、東京スカイツリーを完成させるという実話です。
このドキュメンタリーを通じて、何を伝えたかったのかと私自身考えてみますと、
結論はひとつ各企業、各従業員の「東京スカイツリーを完成させたい」という一念のみが、日本の建設史上空前の難工事を成し遂げられたと思い至りました。
例えばWBC(ワールドベースボールクラシック)や高校野球、オリンピックでも。
スポーツ界すべてが選手、監督、コーチ、家族、ファン、スタッフが一丸となりベクトル(方向性)をひとつにしなければ、成し遂げられない。まさに「目的はひとつ」の大プロジェクトだと思います。
とかく社会に出るとその考え方は徐々に失われてきてしまうのが現実かもしれません。
私は社員全員がベクトルを合わせ、各個人も成長し、会社も成長し「成し遂げる達成感」を味わい、その結果として「皆が幸せになる」。そのような企業になりたいと切に感じております。
昨年、弊社は第20期を前に、この「目的はひとつ」というスローガンに向かい、社全体が変化をし挑戦する努力を惜しみなく注ぎ、実行できた大変素晴らしい年でした。
まだ道半ばですが、最終的には「インフィニティスカイツリー」として史上空前の企業塔を完成させるべく、本年は更なる進化を目指し全力で邁進する所存です。
私は仕事始めの日に日の出を見る!というのが毎年恒例で、それが私にとっての「初日の出」でもあります。
今年は7時25分に地元長野の山頂の切れ間から初日の出を見ることができましたが、
今年の初日の出は、今まで味わったことのない一番の輝きを放って会社を照らしていて、本当に不思議な7時25分という時間を過ごしました。
同時に大きな力と勇気をいただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
その後、新年のご挨拶に伺った際に皆様よりいただいた、経営理念のお言葉、力強いお言葉、優しさのお言葉。
たくさんの数えきれないお言葉に励まされた一日でもあり、年を取ったせいかもしれませんが、ひとつひとつのお言葉が心に染みる仕事始めの一日でありました。
インフィニティソリューションズは今年第20期という大きな節目を迎えます。
社員の皆様ならびにご家族の皆様。お客様。仕入先様。あらゆる場面でお世話になっております関係者の皆様方。
すべての皆様のご健勝、そして更なるご発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
2025年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2025年1月7日
インフィニティソリューションズ株式会社
代表取締役社長 小山田 聡