図面確認から加工までのスピードが格段に上がり、作業時間の短縮と現場の生産性向上に繋がりました

2022.01.26

導入システム

Fusion360 with FeatureCAM
SOLIDWORKS Standard

導入したきっかけ

弊社が行っている試作品製作は小ロットで種類が多く、一つひとつの加工をよりスピーディに仕上げる必要があり、また、NCプログラム作成時間を短縮する必要があったためCAD/CAMソフトを導入しました。

選定理由

試作品加工に特化したCAMを求めており、どのソフトよりも速くパスを出せるFusion360 with FeatureCAMを選びました。今でもこのソフト以上に速いパス出しができるものには出会っていないですね。
また、加工品数が増えてくるにつれ、図面を描く者とパスを出す者を分業させたいと思い導入したのがSOLIDWORKS Standardです。
SOLIDWORKS Standardも3Dモデルを描く時間が凄くスピーディで、Fusion360 with FeatureCAMとの相互性も良かったため導入を決めました。

導入効果

Fusion360 with FeatureCAMは3次元加工や荒取り加工が簡単に出しやすく、5軸位置決め加工、穴開けのプログラムを作成する時間もとにかく速いので、図面確認から加工までのスピードが格段に上がり、作業時間の短縮と現場の生産性向上に繋がりました。
また、フィーチャー認識機能等の自動化ツールがあることにより新人オペレーターの習得時間も短縮でき、安定した加工プログラムを作成できるようになりました。

SOLIDWORKS Standardについては、2次元図面から3次元形状を直観的に作成することができ製品イメージがしやすく、治具加工をする際にもモデル化することで干渉などのイメージがしやすいので、非常に助かっております。
おかげで設計効率も上がり、加工時間を短縮させることができました。
どちらのソフトについても導入効果を強く実感しておりますので、今後もこの2本立てで攻めていきたいですね。

今後の展望

これからの時代、自動車産業であったり我々のような試作金属加工業であったり様々なものが変わっていくと思います。
傾向として言えるのが、間違いなく納期が短くなっていること、そして品質がより厳しくなってきているということです。
本来両立ができないことを両立していかなければ、勝ち残ることが難しい時代になっていくのは当然だと思うので、そこを重点的にやっていきたいと思っております。
特に納期について、受注から製造までの時間を他社様の半分ほどで提供できれば、それだけでも付加価値がガクンと上がるような業界なので。
また、突発的に必要になる部品が増えている傾向にもありますので、それに対応できるような設備やソフトというのを意識していきたいです。

今後のインフィニティソリューションズに期待すること

インフィニティソリューションズ様のサービスは他社様と比べてもとても良いですし、いつも凄く助かっております。

～ここで、インタビュー場所でもある三森製作所様の新社屋についてお話を伺いました～

「新社屋はいつ建てられたんですか？」
つい先々月ぐらいに建ったんですよ！
「ものすごくおしゃれですね…！」
いやいや、ちょっとまだ未完成なところはあるんですけど…
でも、金属加工業含め工場で働くということが、日本ではなんだか少しダサいイメージがあるじゃないですか。
それを払拭していかないと、若い方たちがこれからやっていってくれないんじゃないかなと思いまして。
どうにか金属加工業も、言わばおしゃれに見えるようなところまで持っていけたらなと思っているんです。
「凄く素敵だと思います、最初にホームページを見させていただいた時も“こんなところがあるんだ”と驚きました。」
いやぁ、ありがとうございます。
インフィニティソリューションズ様のホームページや事務所もめちゃくちゃおしゃれでいいですよね。
そういうモノづくりをやっていった方がいいですよね、お互いに。