導入システム
Fusion360 with FeatureCAM
SOLIDWORKS professional
導入したきっかけ・選定理由
FeatureCAMは、先代が導入していたシステムを私が後継者となり引き継いだものになりますが、
経緯としては、お客様よりISOの関係で図面やNCデータを保管しておいてほしいとのご要望が増えたことが要因です。
当初は、2次元加工や2.5次元加工をメインとする部品加工を手掛けておりましたが、
次第に3次元の曲面形状加工を依頼されるようになり、そのご要望に応える環境を整えるためにアップグレードや増設を行いました。
アップグレードやバージョンアップをする毎に社内の加工可能な範囲も広がっていき、設計から製造まで全てをCAD/CAMで一気通貫して行えるようになりました。
SOLIDWORKSについても、“2次元図面をなくして3次元図面のみでデータ共有したい” “全てをデジタル化しペーパーレスで行いたい”といったご要望が増えてきたこと、
また、SOLIDWORKSは3次元CADの導入シェア世界No.1なので、このソフトを導入していれば間違いはないと思い、導入を決めました。
導入効果
FeatureCAMのフィーチャー認識（形状特性部位自動抽出）により、3次元モデルデータからなる 穴・輪郭・ポケット・ボスなどの形状を自動抽出し、
それに伴う加工工程・切削条件・工具選定をFeatureCAMが自動判定し、瞬時にNCデータ出力することが可能となりました。
その結果、今まで数時間かけて生成していたNCデータの作成時間を大幅に短縮出来るようになり、
事前にシミュレーションを行えるので不良率も減り、生産性・効率性が格段にアップしております。
また、弊社では自動機・専用機の設計、製造の方も立ち上げておりますが、
SOLIDWORKSにて機械設計をし、FeatureCAMで製作するという一気通貫した内製化が可能となり、作業をとてもスムーズに進められるようになりました。
今後の展望
弊社は、“高度な自動機・専用機メーカーになる”というビジョンに向かい、社員一丸となって挑戦しております。
専用機については業種にこだわらず、異業種での自動化も視野に入れております。
現在、私の父と兄が農家をやっておりますが、人手不足や従事者の高齢化など日本の農業には多くの課題が山積しておりますので、
農業関係の自動化で、何かもっといいものを作れないかと考えております。
やはり衣食住は生活にとって欠かせない分野ですので、工業系にとらわれず、他分野での自動化にも挑戦していきたいですね。
今後のインフィニティソリューションズに期待すること
今後、自動化の流れはさらに進んでいくと思います。
インフィニティソリューションズ様はロボット事業も立ち上げられておりますので、今後ソフトウエア以外にも、ロボットによる自動化についてご提案いただければ嬉しいです。
そういったところで、私達も何かお役に立てないかと思っております。
会社情報
株式会社オーティーマシン
〒390-1243
長野県松本市大字神林字小坂7107番44
設立：平成2年5月
従業員数：23名
https://otmachine.co.jp//
会社概要
半導体検査装置・実装機・各種専用機等の部品精密加工
現在は金属加工をメインとして、組立・設計を行う。
平成２年に創業され、今年で創業から３０年を迎えられる。
また、ゴルフクラブメーカー「Zodia」の製品を製造しており、昨年11月松本市ゴルフプラザ54内に同メーカーのアウトレットストアをオープンさせた。
Interviewee
株式会社オーティーマシン
代表取締役 島村充利 様
現状では満足せず、常に新しい分野・事業に挑戦し続けている、挑戦型経営者。
基本を大切にされており、モノづくりにも一切の妥協はされません。
「Zodia」のアイアンバックフェースや、パターの高精度の切削技術は、まさに芸術品そのものです。
